ゴマに含まれる油はどんな成分?

ゴマに含まれる油、ゴマ油は和食にも中華料理にも重宝されます。 ゴマ油はゴマに含まれるセサミンをはじめ、体に良い働きをする成分を含んでいます。

ゴマ油の特徴、働き、効果についてご紹介します。

古い歴史を持つゴマ油

人類とゴマとの関係は非常に古く、インダス文明ですでにゴマ油を使うためにゴマが栽培されていたといわれています。 ゴマ油にはセサミンをはじめとするゴマリグナンが含まれていることが確認されて以来、ゴマ、ゴマ油の注目度が上昇し続けています。

ゴマ油を構成しているのは不飽和脂肪酸

脂肪酸は油を構成している物質です。 脂肪酸は、バターやココナッツ油などの常温で固形の飽和脂肪酸と、常温で液体の不飽和脂肪酸があります。

不飽和脂肪酸はゴマ油をはじめ、オリーブオイル、コーン油、サフラワー油、ヒマワリ油、青魚の油などに多く含まれています。

不飽和脂肪酸は更に一価不飽和脂肪酸と多価不飽和脂肪酸に分類されます。 オレイン酸に代表される一価不飽和脂肪酸は人の体内で合成することができますが、多価不飽和脂肪酸は人の体内で合成することができず、食品から摂取する必要があります。 ゴマ油は多価不飽和脂肪酸に属します。

ゴマ油はオメガ6、リノール酸を多く含む

多価不飽和脂肪酸はオメガ6とオメガ3に分けられます。 オメガ6の脂肪酸の代表はリノール酸で、オメガ3の脂肪酸の代表はαリノレン酸です。

ゴマ油はオメガ6、リノール酸を多く含みます。 リノール酸は、悪玉コレステロール値を下げますが、同時に善玉コレステロール値も低下させます。 とはいえリノール酸は必須脂肪酸で、体内で作れないため食品から摂取する必要があります。

リノール酸は多くの植物の中に存在しているので、食事により自然に摂取できるため、余程厳しいダイエットでもしない限り不足する心配はありません。 むしろ過剰に摂りすぎる心配の方が高いといえます。 リノール酸を摂り過ぎると炎症をはじめ、さまざまな病気になる危険性があり、注意が必要です。

ゴマ油の成分

ゴマ油の成分はリノール酸が44.2%、オレイン酸が39.4%、飽和脂肪酸が15.8%、リノレン酸が0.3%、その他の成分を0.3%含みます。

ゴマ油に含まれるビタミンはビタミンE、ビタミンK、ナイアシンです。 ミネラルはリン、カルシウム、セレン、クロム、鉄を含みます。

ゴマ油の特徴と働き

抗酸化作用があり老化や病気を予防

ゴマ油はゴマリグナンのセサミンとセサミノールを含みます。 これらの成分は抗酸化作用があり、活性酸素の害から体を守る働きがあります。

ゴマリグナンは肝臓で抗酸化力を発揮し、肝機能向上、二日酔いの防止と改善、代謝の促進、美肌作り、アンチエイジング効果が期待されます。 またゴマ油に含まれるビタミンEも抗酸化作用があり、老化防止に効果があります。

ゴマ油に含まれるミネラルのセレンも抗酸化作用があり、免疫力を高め、ビタミンEの働きを助けます。 同じくミネラルのクロムは血糖値を下げる働きがあります。 リン、カルシウムは骨や歯を作る成分で、鉄は貧血の予防に働きます。

酸化しにくいゴマ油

ゴマ油はゴマリグナンを含むのでほかの植物油に比べ酸化しにくく、風味が落ちにくいという特徴があります。 常温で冷暗所で保存できます。 冷蔵庫での保存は固まることもあり、おすすめできません。

酸化しにくいとはいえ、古くなると変色し、匂いや味が変わります。 風味も落ちてきますので、そうなる前に使い切るようにしましょう。