セサミンとコエンザイムQ10

健康増進のためのサプリメントは多く販売されていますが、 高い人気を誇っているものにセサミンがあり、コエンザイムQ10も最近、かなり見かけるようになりました。

どちらか一方を試してみたい方、あるいは両方を試したい方、それぞれの成分の特徴と働きについて知っておきましょう。

セサミンとコエンザイムQ10の特徴と効果

セサミンの特徴と効果

セサミンはゴマに含まれる成分で、植物に含まれる化合物群のゴマリグナンのひとつでポリフェノールの一種です。

セサミンは強い抗酸化作用を持ち、老化を防止します。 抗酸化物質は数多く存在しますが、セサミンは胃腸で分解されず、門脈と呼ばれる肝臓へ注ぎこむ部分の血管で吸収され、肝臓に届く性質があります。

そのため、活性酸素が多く発生する肝臓で効果的に働き、肝機能を強化し血行不良を改善します。 動脈硬化やコレステロール値の上昇を抑え、高血圧や生活習慣病の予防と改善にも効果を発揮します。

セサミンは植物エストロゲンで、女性ホルモンのエストロゲン様の働きがあり、ホルモンバランスを整え、更年期障害や生理不順、月経前症候群の予防と改善、自律神経の安定に効果があり、美肌、育毛効果も期待できます。

コエンザイムQ10の特徴と効果

コエンザイムQ10は肉や魚に含まれる脂溶性で、ビタミンに似た働きのあるビタミン様物質です。 コエンザイムQ10は体内で合成できるため、ビタミンには分類されません。

コエンザイムQ10は医薬品として心疾患の治療に用いられてきました。 現在、サプリメントとして販売されているコエンザイムQ10は健康食品であり、その効果効能は医薬品と同等ではありません。

健康食品としてのコエンザイムQ10は、一般に安全性が高いとされています。 ただし購入の際は品質、規格を確認し、信頼の置けるメーカーから購入するようにします。

コエンザイムQ10の健康食品としての有効性を調べる臨床実験では、心不全、狭心症、心筋梗塞などの心臓病や、高血圧の改善などに有効が認められるという結果が出ています。 ただこの実験は、被験者数が少なく、観察期間が短期であったため、今後、更なる多くのデータが待たれます。

コエンザイムQ10は強い抗酸化作用を持っていますが、摂取した場合の人の健康に与える効果についてはまだ解明されていない部分が多い状況です。

コエンザイムQ10は医薬品としての使用の上限量は1日に30mgとされています。 食品としては30mgを超える製品が出回りはじめていますが、現在のところ安全な摂取上限量を決めるのは難しいとされています。

厚生労働省では、健康食品の成分が、経口の医薬品としても用いられるものは、医薬品として用いられる量を超えないように指導しているという通知を出しています。 コエンザイムQ10については製品の安全性は事業者の責任で、適切に安全を確保される必要があるとしています。

コエンザイムQ10とセサミン配合のサプリメント

コエンザイムQ10とセサミン配合のサプリメントが販売されています。 このサプリメントは疲労回復、老化防止、滋養強壮に有効で、更にセサミンはコエンザイムQ10を効率的に体に送り届ける働きがあるとされています。 また吸収されにくく酸化されやすいコエンザイムQ10の性質を、セサミンの抗酸化作用が守ります。

セサミンとコエンザイムQ10のサプリメントはどちらも妊娠中、授乳中は摂取を避けるよう気をつけます。

セサミンはゴマ、ゴマ油から、コエンザイムQ10はイワシ、サバ、鰹、マグロ、イカ、豚肉、牛肉、大豆、ピーナッツ、ブロッコリーなどに含まれていますので、妊娠中、授乳中は食品から摂取するようにしましょう。