セサミンの原料産地国は?
セサミンはゴマから抽出される成分です。 ゴマそのものや、サプリメントからセサミンを摂るにあたり、気になるのがゴマの原産地です。
ゴマだけでなく、今の市場は外国産の食品が多く、セサミン以外のサプリメントの原料も色々な国から輸入されたものが使用されています。 ゴマも例外ではなく、現在、ほとんどのゴマは海外から輸入されています。
国内のゴマのほとんが海外産
国内で食べられているゴマは黒ゴマ、白ゴマ、金ゴマの3種類があります。 現在、国内で流通しているゴマのほとんどが海外からの輸入で、国産のゴマは0.1%の自給率しかありません。
日本はゴマを毎年約16万トンも輸入しているゴマの消費大国です。 国内のゴマの消費量は年々増え続けているのにもかかわらず、国産のゴマが少ないのは、ゴマの栽培は手間と労力がかかる割に利益が少なく、ゴマを栽培する農家が減少したためと考えられます。
ゴマの主な輸入国
ゴマはアフリカ、アジア、中南米などの多くの国々から輸入されています。 国別の輸入シェアは、ナイジェリア、パラグアイ、スーダン、タンザニア、中国、ミャンマー、ボリビアなどの国々が高いです。 ゴマが多く栽培される熱帯や亜熱帯地域の国々から多くのゴマが輸入されます。
ゴマの種類による輸入国の違い
ゴマは種類により輸入国が違います。 白ゴマは中南米のグアテマラ、ボリビア、パラグアイ、ホンジュラスやアフリカのスーダン、黒ゴマはアジアのミャンマー、ベトナム、金ゴマはトルコが主な輸入国です。
国産ゴマの産地
国産のゴマは非常に希少価値が高く、総生産量は年間100トンを切ります。 産地は鹿児島県喜界島、茨城県、沖縄県などです。 これだけ少ない国産のゴマを口にする機会は非常に限られています。
国内のゴマの消費量
日本はゴマの消費大国でもあります。 日本人の年間平均消費量はゴマが670gで、ゴマ油が350gです。 これは毎日平均、ゴマを小さじ1~2杯食べる量に相当します。
セサミンはゴマに少量含まれている希少性の高い成分で、効果を得るための必要目安量は1日に10mg、ゴマ小さじ約3杯分に相当するといわれています。 この数値から、 目安量よりは少ないとはいえ、日本人はセサミンを意外に多く摂取していることがわかります。
外国産ゴマの安全性とサプリメント
ゴマの摂取量が多くなると気になるのが、外国産のゴマの安全性です。 輸入時に残留農薬、禁止農薬の使用の有無などがチェックされ、基準を超えたものは輸入、販売が禁止されます。 このことから海外産のゴマを原料として作られているセサミンのサプリメントも、実際に製品として販売されているものは安全性が高いとみなして良いでしょう。
食事に利用するゴマ、ゴマ油、そして市販のセサミンのサプリメントはどの製品も、外国産のゴマが使われていると考えてほぼ間違いありません。 外国産のゴマは日本の高い検査基準を経て国内で販売が許可されたもので、安全性を心配するには及びません。